ボランティア学
授業コード 3735-01 授業科目名 ボランティア学担当者 南里 隆宏(ナンリ タカヒロ)
開講期間 春セメスター/前期 単位数 2単位 学年 2~4 区分人文・自然系列科目/専門基礎
担当形態 単独
実務家
(教職のみ)科目
(教職のみ)教員の免許取得のための
(教職のみ)施行規則に定める科目区分又は事項等
学部 商学部/現代教養学部
【授業の到達目標】

本授業の目的は、ボランティア活動とは何かについて学ぶことにある。具体的には、1)ボランティア活動の概念、意義、種類、課題などを理解している、2)ボランティア活動と関係する社会的課題を把握している、3)自らが興味あるボランティア活動に従事するために必要な情報収集・準備作業を行うことができる、の3点を中心に学生の達成度を量る。

【ディプロマポリシーとの関係】

ボランティアとは何かについて学ぶことによって、ボランティアを通じて、1)どのように現代社会の基底をなす多様な人間文化や異文化に対する理解を深めるのか、2)ジェネラリストとしてどんな問題解決能力を身に付けるべきなのか、3)他者と協調・協働して社会を改善していくためにどのような力を身に付けるべきなのかについて、履修生それぞれが自分の考えを持てるようになる。

【授業の概要】

本授業では、ボランティア活動の5W1H、すなわちボランティア活動とはいつどこで必要とされるのか、具体的に何ができるのか、どのような人が必要とされ、誰のために行うのか、実際にどのようにかかわることができるのかなどについて学ぶ。また、ボランティア活動に関係するいくつかの社会的課題を取り上げ、教員による解説を行うとともに、学生の「考える」力を養うために、グループワークやワークショップを実施する。なお授業の中で、ボランティア受け入れ団体関係者の体験談やボランティア情報について話を聞く場を設ける。

【アクティブ・ラーニング】

本授業では、学生同士でのグループディスカッションや学生によるプレゼンテーション等が行われる機会が適宜設けられる。

【事前・事後学習】

学生は、授業で取り上げる社会的課題に関連して、教員が提供する資料の読み込みや課題提出を求められるほか、ボランティア活動に関する情報収集やボランティア計画書作成等の自習が求められる。
半期2単位(通年の場合4単位)の科目については、1回の授業につき事前・事後学習は各2時間を標準とする。半期1単位(通年の場合2単位)の科目は1時間を標準とする。

【授業計画】
1 授業計画・学習内容ボランティア学とは(定義、活動領域、事例紹介等)学習課題(予習・復習等)事前にシラバスの内容を確認し、授業のねらいや内容を確認しておく
2 ワークショップ(なぜボランティアを行いたいのか) ボランティアとは何なのか、なぜボランティア活動を行いたいのかなどについて、自分の考えをまとめておく
3 ボランティア活動の体験談を聞く(我孫子市北地区社会福祉協議会) *体験談を聞いた後、質疑応答・ディスカッション事前に配布資料等があれば、内容を確認しておく 
4 ボランティア活動の体験談を聞く(我孫子市国際交流協会) *体験談を聞いた後、質疑応答・ディスカッション事前に配布資料等があれば、内容を確認しておく 
5 ボランティア活動の体験談を聞く(子ども食堂「風」) *体験談を聞いた後、質疑応答・ディスカッション事前に配布資料等があれば、内容を確認しておく 
6 ボランティアの概念、発展の歴史、種類、現在直面する課題とは 配布資料または指定されたウェブサイトの内容を確認しておく
7 ボランティア活動と社会的課題(子どもの貧困) *映像等の視聴の後、各テーマに関する教員による解説およびグループディスカッション等配布資料または指定されたウェブサイトの内容を確認しておく
8 ボランティア活動と社会的課題(世界の格差と貧困) *映像等の視聴の後、各テーマに関する教員による解説およびグループディスカッション等配布資料または指定されたウェブサイトの内容を確認しておく
9 ボランティア活動と社会的課題(差別と人権) *映像等の視聴の後、各テーマに関する教員による解説およびグループディスカッション等配布資料または指定されたウェブサイトの内容を確認しておく
10 ボランティア活動と社会的課題(動物愛護) *映像等の視聴の後、各テーマに関する教員による解説およびグループディスカッション等配布資料または指定されたウェブサイトの内容を確認しておく
11 ボランティア活動と社会的課題(環境保全) *映像等の視聴の後、各テーマに関する教員による解説およびグループディスカッション等配布資料または指定されたウェブサイトの内容を確認しておく
12 ボランティア紹介(外部のボランティア受入団体関係者による説明会) 事前に配布資料等があれば、内容を確認しておく 
13 自主ボランティア企画案発表(各自) *秋セメスターに実施するボランティア活動案をそれぞれ発表する教員の指示に基づき、当日の発表資料の準備を行うとともに、自身の発表に対する教員からの助言に関し、それをどのように活かせるのか検討する
14 自主ボランティア企画案発表(各自) *秋セメスターに実施するボランティア活動案をそれぞれ発表する教員の指示に基づき、当日の発表資料の準備を行うとともに、自身の発表に対する教員からの助言に関し、それをどのように活かせるのか検討する
15 ワークショップ(講義で取り上げた社会的課題等を参考に、秋セメスターで実施するボランティア活動について話し合う)自身や他の学生の企画案を参考にして、自分は秋セメスターにどのようなボランティア活動に従事したいのか検討しておく 
【特記事項(履修に必要な予備知識や技術)】

学生には、ボランティアについて学ぶにあたり、自分はなぜボランティア活動に興味があるのか、どんな経験を積みたいのか、それを将来どのようなに活かしたいのか、などについて自分の考えをまとめておくようにして欲しい。

【テキスト・参考書・参考資料等】

授業内で適宜参考資料を配布。 

【学生に対する評価】

レポート(2回)(70%)、および授業への参加度・貢献度(グループワーク、プレゼンテーション、授業内レポート、その他課題など) (30%)により総合評価を行う。

【指標と評価割合】
評価方法/総合力指標
 
総合評価割合
 
試験
 
リポート・小テスト
 
発表・質疑応答・体験実践等
 
※その他
 
総合評価割合 100  7030 
知識・体験を取り込む力   35  
思考・批判・創造する力   35  
発表や伝達する力    15 
学習に取り組む姿勢や努力    15 
【※「その他」の評価(5点以内)】